オーディブルが高いかどうかは、月に何時間聴くかでほぼ決まります。 プレミアムの月1,500円は、通勤の往復1時間を月20日聴けば1時間あたり75円です。月に1冊しか聴かないなら、880円のスタンダードで足ります。
料金はどちらも2026年11月2日時点でAudible公式の案内で確認した金額です。
月額は880円と1,500円、「高い」と言われるのは1,500円の方
Audibleの日本向けサイトには、2つのプランがあります(2026年11月2日時点・Audible公式で確認)。
| プラン | 月額 | 聴ける作品 |
|---|---|---|
| スタンダード | 880円 | 毎月すべての作品から1冊を選ぶ |
| プレミアム | 1,500円 | 20万以上の聴き放題対象作品 |
検索で「オーディブル 高い」と出てくる声の多くは、1,500円のプレミアムを指しています。動画や音楽のサブスクと並べると、確かに安い部類ではありません。
ただし、比べる相手を間違えると判断を誤ります。オーディブルの作品は1冊あたり数時間あり、単品で買えば2,000円台の作品も珍しくないからです。月額を「サブスク1本ぶん」ではなく「本1冊ぶん」と並べると、見え方が変わります。
1時間あたりに直すと、月20時間で75円
月額を聴いた時間で割ると、自分にとって高いかどうかが数字で分かります。プレミアムの1,500円で計算した表がこちらです。
| 月に聴く時間 | 生活での目安 | 1時間あたり |
|---|---|---|
| 5時間 | 週末に少しだけ | 300円 |
| 10時間 | 家事の30分を月20日 | 150円 |
| 20時間 | 通勤往復1時間を月20日 | 75円 |
| 40時間 | 通勤+家事で1日2時間 | 約38円 |
月5時間だと1時間300円です。ここまで聴く時間が取れない月が続くなら、プレミアムは割高だと考えてかまいません。
一方で、毎日の通勤や家事の時間に流している人は、月20時間を超えやすくなります。歩きながら・料理しながら聴けるのがオーディオブックの強みで、その時間は本を読む時間とは別に生まれるものです。聴ける場面の例は ながら聴きのシーン別ガイド にまとめています。
再生速度を上げると、同じ時間でもっと多くの作品を聴けます。たとえば再生時間6時間59分の作品は、1.5倍速なら約4時間39分で聴き終わります。速度の変え方は 再生速度の使い方 で確認できます。
単品価格と比べると、1冊で月額を上回る作品がある
もう1つの物差しは、聴きたい本を単品で買った場合の値段です。2026年11月2日に audible.co.jp の作品ページで確認した2冊を例にします。
| 作品 | 再生時間 | 単品価格 | 聴き放題 |
|---|---|---|---|
| さみしい夜にはペンを持て(古賀史健/ナレーター:板倉ミキ) | 7時間2分 | 2,680円 | 対象 |
| 嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健/ナレーター:てらそままさき、金野潤) | 6時間59分 | 2,630円 | 対象外 |
『さみしい夜にはペンを持て』は聴き放題の対象なので、プレミアムなら追加料金なしで聴けます。この1冊だけで、単品価格は月額1,500円を1,180円上回ります。
『嫌われる勇気』は聴き放題の対象外です。それでもスタンダードなら、毎月の1冊として選べます。単品の2,630円に対して月額880円なので、差は1,750円です。聴き放題の対象から外れている人気作を1冊ずつ聴きたい人には、スタンダードの方が見合います。
聴き放題の対象かどうかは、作品ページの「プレミアムプラン聴き放題対象」の表示か、アプリの「会員に含まれる」の絞り込みで判断してください。単品価格が表示されているかどうかは判断材料になりません。対象は入れ替わるので、上の表も確認日時点のものです。対象外になりやすい作品の傾向は 聴き放題の対象外になる作品 で説明しています。
880円と1,500円のどちらが安く済むかは、月の冊数で分かれる
「高い」と感じる人の中には、スタンダードで足りる人が混ざっています。差額は月620円、1年なら7,440円です。どちらを選ぶかは、1か月に聴き終える冊数と、聴きたい本が聴き放題の対象かどうかで決まります。
| 1か月に聴く量 | 聴きたい本 | 安く済むプラン |
|---|---|---|
| 1冊 | 聴き放題の対象外 | スタンダード(880円) |
| 1冊 | 聴き放題の対象 | スタンダード(880円) |
| 2冊以上 | 聴き放題の対象が中心 | プレミアム(1,500円) |
| 2冊以上 | 対象外が中心 | スタンダード+単品購入を検討 |
1冊だけなら、聴き放題の対象かどうかにかかわらずスタンダードの方が620円安く済みます。7時間前後の作品を1冊、1か月かけて聴く人はここに入ります。
2冊目から話が変わります。聴き放題の対象を2冊聴くなら、スタンダードでは2冊目を単品で買うことになり、2,000円台の作品なら合計が1,500円を大きく超えます。ジャンルを決めずにいろいろ試したい人、途中で合わないと思ったら別の作品に乗り換えたい人には、聴き放題の方が気楽です。
見落としやすいのが4行目です。聴きたい本の多くが聴き放題の対象外なら、プレミアムに入っても追加で買うことになります。この場合はスタンダードの1冊に、残りを単品購入で足す組み合わせの方が無駄がありません。単品の買い方は Audibleの単品購入 で説明しています。
割高になるのは「聴かない月」と「退会後」
月額が見合わなくなる場面は、大きく2つあります。
1つ目は、聴く時間が取れない月です。プレミアムは聴いても聴かなくても1,500円で、使わなかった月の分は戻りません。スタンダードも同じで、その月に選ばなかった1冊を翌月に持ち越すことはできません(スタンダードプランについて・Audibleヘルプ)。繁忙期が分かっている人は、その間だけ止める前提で考えると損をしにくくなります。
2つ目は、退会したあとです。聴き放題で聴いていた作品も、スタンダードで選んだ作品も、会員でなくなると聴けません。手元に残るのは単品購入した作品だけです。何度も聴き返したい1冊は、会員割引のある期間に単品で買っておく方法があります。プレミアム会員は単品購入のときに会員割引が適用されると公式に案内されています。退会前に確かめておきたい点は 退会前に知るべきデメリット にまとめました。
自分に見合うかは、無料体験の30日で測る
新規の対象となるお客様は、スタンダード・プレミアムの両プランとも30日間の無料体験があります(2026年11月2日時点・Audible公式で確認)。高いかどうか迷っている段階なら、この30日を「1か月で何時間聴けるか」の測定期間に使うのが確実です。
測り方は単純です。体験中に聴き終えた作品の再生時間を、作品ページの表示で足していきます。30日で20時間を超えたらプレミアム、1冊で止まったならスタンダード、ほとんど聴けなかったなら今は契約しない。上の表に当てはめれば、続けるかどうかを感覚ではなく数字で決められます。
体験が終わると、選んだプランの月額で自動更新されます。続けないと決めたら、次回請求日より前に手続きしてください。申し込みと最初の1冊の選び方は オーディブル無料体験のやり方、やめ方は Audibleの解約方法 を見れば迷いません。
→ Audibleの無料体験の条件を確認する(終了後は月額1,500円で自動更新)![]()
ほかのサービスと比べるなら「聴きたい本があるか」が先
月額だけを並べて、ほかのオーディオブックサービスと比べたくなる人もいるはずです。ただ、同じ作品がどのサービスでも聴けるとは限りません。聴きたい本がないサービスは、月額が安くても0円の価値しか生まれません。
比べるときは、聴きたい作品を3〜5冊決め、それぞれのサービスで配信と聴き放題の対象を確かめる順番がおすすめです。料金と作品数の比べ方は オーディオブックサービス比較 に1枚の表で載せています。2プランの細かい違いは Audibleの料金プラン を参照してください。
セールや割引キャンペーンで月額が下がる時期もありますが、内容と期間はその都度変わります。開催中のものは Audibleのセール・キャンペーン情報 で確認してください。
まとめ
高いかどうかは、1時間あたりの金額で決めると迷いません。まずは無料体験の30日で、自分が月に何時間聴けるかを測ってみてください。
→ Audibleの無料体験の条件を確認する(終了後は月額1,500円で自動更新)![]()
出典
- Audible 会員プランの案内(Audible公式)(2026年11月2日確認)
- スタンダードプランについて(Audibleヘルプ)(2026年11月2日確認)
- プレミアムプランについて(Audibleヘルプ)(2026年11月2日確認)
